Written by Scott Solomon, Content Marketing Manager at eZ Systems

 急速に発展する組織にとって、グローバル展開は多くの新しい課題をもたらします。複数のサイトを広げる上で、現地言語を使った新しい地域のサイトに道を開くことになるでしょう。

 このシナリオでは、多言語機能を備えたコンテンツ管理システム(CMS)は、ただあればいいというようなお飾りのものではなく、むしろ不可欠なものなのです。

 多言語を取り扱う際の難点は、CMSを通してすぐに使える、そしてすぐに使われるべきものである点です。

 下記は多言語能力のあるCMSに求めるべき最も重要な項目のリストをまとめたものです。

1. 追加設定無しの多言語機能

 多くのCMSがプラグインや拡張機能として多言語機能を提供しています。これは一応機能はしますが、脆弱性ももたらすことがあります。プラグインは実際のCMS業者が作ったものではないために、実装が不十分で維持管理が行き届かなくなる可能性があります。第三者からのマルウェアが忍び込みやすくなり、更新は頻繁には行われません。標準装備の多言語機能は、CMS業者の製品であるために、安全上の脆弱性がより低く、より行き届いた管理することができます。

2. 翻訳可能なコンテンツオブジェクト

 複数サイトの設定では、サイトが個々に翻訳可能なオブジェクトであると利便性が増します。これにより、言語に関係なくコンテンツは同じ場所に留まるので、翻訳作業は非常に簡単になります。既定サイトの構造さえ理解していれば、他のサイトの構造も理解できるということです。開発側はと言えば、コンテンツオブジェクトで管理すればコーディングを簡略化することができるのです。一言語で正常に動けば、他の全ての言語でもおよそ問題なく動くということになるのです。例えば、サイトeZ.noでは地域別のウェブサイト全てが同じように見え、コンテンツを表示する言語のみが変化します。このサイトはそれぞれのコンテンツオブジェクトで作成され、事前に定義された構造を生成しているのです。これで全体的に物事を簡素化することに役立っています。翻訳を容易にし、地域ごとのマーケターの仕事をしやすくし、地域サイトの全てにブループリントを提供します。

3. 多言語改定システム

 言語に関係なく、編集時には前のバージョンに戻って内容確認できることは、役に立つことがあります。多言語環境でも違いはなく、おそらくより重要な点でしょう。お使いのバージョン管理システムが、マルチサイト設定で使用しようとしている全ての言語をサポートしていることを確認しましょう。

4. 拡張言語サポート

 今すぐに64言語のサポートは必要ないかもしれませんが、拡張していく上でCMSが急速なグローバル化に向けて言語サポートできるかどうかを知っておくことは重要です。より多くの翻訳機能をサポートしているCMSに引かれるのもうなずける話です。

5. カスタム可能なURL

 これはSEOにも関係してきますが、最も重要な多言語機能の一つに、URLの完全カスタマイズ能力があります。例として、元々eZ英語ブログで公開された後、最終的にはフランス語に翻訳される投稿を見てみましょう。英語のURLは、ez.no/blog/eZ-studio-will-focus-on-user-experienceと表示されます。フランス語のURLは、ez.no/fr/blog/eZ-Studio-se-concentrera-sur-l-experience-utilisateurとなるべきです。この区別は重要で、フランス 語 の ネイティブス ピーカーが検索する際には「user experience」ではなく、「experience utilisateur」と検索するからです。

6. 言語切替機能

 言語切替機能は同じページにいながらにしてコンテンツの言語を切り替えることを可能にします。時にサイトで言語切替をすると、自動的にホームページに遷移することがあります。これはネットサーフィンをしにくくし、質の悪いユーザー経験となってしまいます。

7. 言語代替オプション

 時には全てを翻訳することができないこともあります。成長しつつある組織にとってよくある問題です。eZでさえも、ほぼ一日おきにブログの投稿を翻訳することは負担となります。お使いのCMSに言語代替オプションがあるか確認する必要があります。これは言い換えれば、同ページにある他のコンテンツが翻訳されていても、オブジェクトを既定言語に戻すことができる、ということです。eZはこれを地域別サイトで利用し、マーケティングコピーは翻訳されているが、ブログの投稿は英語のまま見えるということをしています。理想とは程遠いとはいえ、急速に成長する組織にとってはこれは、地域特定のコンテンツを提供しつつも時間と費用を節約できる素晴らしい方法なのです。

8. グループ、ユーザへの言語指定許可

 ひとつのCMSで多様なエディターが作業している場合、彼らが各自属するコンテンツのみを編集できることを確認しておく必要があります。言語毎にユーザーの権限を設定できるCMSを選択しましょう。この機能があれば、エディターにとってCMS内での作業を簡潔にし、仕事をしやすくできます。エディターが担当以外の言語で書かれたコンテンツに煩わされることも避けられます。

 言うまでもなく、多言語の挑戦はCMSをはるかに超え、組織全体に影響を与えるものです。しかし、CMSの視点から見ると、組織の多言語化を確実に成功裏に納めるために必要な手順を踏み、リサーチをすることは賢明なことです。それが今か、まだ先の将来のことかは関係ありません。

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